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ペーパーレス化の進め方 — 紙の業務をデジタル化する具体的手順

中小企業のペーパーレス化を段階的に進める方法。紙の申請書・稟議書・請求書のデジタル化手順、ツール選び、法的な注意点まで実践的に解説。一度に全部変えず、効果を確かめながら進める手順で解説。ツール選びと、電子帳簿保存法まわりで押さえるべき点も含みます。

ペーパーレス 業務改善 DX デジタル化

ペーパーレス化は「紙をなくすこと」が目的ではありません。 「紙に縛られている業務フローを解放すること」が本質です。段階的に進めれば、小さな会社でも確実に効果が出ます。

紙が残っている業務トップ5

1位
請求書・領収書

電子帳簿保存法の改正で対応が急務

2位
社内申請・稟議

紙の回覧で承認に何日もかかる

3位
契約書

印刷→押印→郵送→返送で1〜2週間

4位
日報・報告書

手書きで提出→上長が手書きでコメント

段階的な進め方

  1. Phase 1: まず「見る」をデジタル化 — 紙の資料をスキャン・PDF化してクラウドに保存。検索できるようにする。費用: ほぼゼロ
  2. Phase 2: 「書く」をデジタル化 — 申請書・日報をGoogleフォームやkintoneに置き換え。紙の記入をブラウザ入力に。費用: 月数千円
  3. Phase 3: 「回す」をデジタル化 — 承認フローをワークフローシステムに。メール通知で回覧不要。費用: 月1〜3万円
  4. Phase 4: 「送る」をデジタル化 — 請求書・契約書を電子化。クラウドサインやfreeeで送付・受領。費用: 月5,000〜1万円

ツール選びの比較

業務 おすすめツール 月額目安
ファイル管理 Google Drive / Dropbox 無料〜月1,500円
社内申請 kintone / ジョブカン 月1,000円/人〜
契約書 クラウドサイン / DocuSign 月1万円〜
請求書 freee / マネーフォワード 月2,000円〜
日報・報告 Notion / Google Forms 無料〜

出典(2026年9月2日に確認): kintoneマネーフォワード クラウド会計クラウドサイン税抜。プランや利用人数で変わります。最新は各社の公式サイトでご確認ください。

法的な注意点

電子帳簿保存法により、電子取引でやり取りした請求書・領収書などは、電子データのまま保存することが義務づけられています(同法7条。国税庁「電子帳簿保存法の概要」で2026年9月2日に確認)。紙に印刷したものだけを保存する形は、原則として認められません。ここでいう「電子取引」には、メールに添付された請求書や、Web上のサイトからダウンロードした領収書も含まれます。

⚠️ 要件や例外の扱いは細かく、事業者の状況によって変わります。実際の運用は国税庁の電子帳簿等保存制度特設サイトか、顧問税理士にご確認ください。

  • 検索機能の確保(日付・金額・取引先で検索可能)
  • タイムスタンプまたはデータの訂正削除防止措置
  • freee / マネーフォワードを使えば自動的に要件を満たせる

最新の要件は国税庁の公式サイトでご確認ください。

導入効果の目安

業務 紙の場合 デジタル化後 削減時間
稟議承認 3〜5日 即日〜翌日 約70%短縮
請求書発行 30分/件 5分/件 手書き・押印・封入がなくなります
契約締結 1〜2週間 1〜2日 約85%短縮
日報提出 15分/日 3分/日 提出と集計の往復がなくなります

まとめ

  • ペーパーレス化は段階的に進める(見る→書く→回す→送る)
  • 電子帳簿保存法への対応は法的義務。早めに着手
  • ツールは既存の会計ソフトやグループウェアの機能から始めるのがコスパ良い
  • 全部一度にやらず、効果が大きい業務から着手
JIT株式会社

JIT株式会社では、ペーパーレス化のツール選定から、既存業務のデジタル化設計、カスタムシステム開発まで対応しています。

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