「一番安い見積もりを選んだら、追加費用で結局高くなった」 — IT開発で最も多い失敗パターンです。見積もりの「安さ」ではなく「中身」を見る方法を解説します。
安すぎる見積もりの裏側
SEOが含まれていない
見た目はキレイだがGoogleに全くヒットしない。構造化データ、メタタグ、サイトマップが省略
テストが省略
ブラウザ確認、スマホ対応、リンク切れチェックを省略。公開後にバグだらけ
修正が別料金
「テキスト修正1回5,000円」が契約書の小さい字に。修正のたびに追加費用
ソースコードが渡されない
制作会社を変えたくなっても、ソースコードがないので作り直しになる
見積もり項目の読み方
| 項目 | 何をチェックするか |
|---|---|
| デザイン | ページ数、レスポンシブ対応が含まれるか |
| コーディング | テスト工数、ブラウザ対応範囲が明記されているか |
| SEO対策 | 構造化データ、メタタグ、サイトマップが含まれるか |
| CMS設定 | 管理画面の操作説明、マニュアルが含まれるか |
| テスト | テスト項目、修正対応の範囲が明記されているか |
| 公開作業 | サーバー設定、ドメイン設定、SSL設定が含まれるか |
| 修正回数 | 何回まで無料か。超過時の単価はいくらか |
| 保守 | 納品後の保守内容と月額費用 |
| ソースコード | 納品されるか。著作権はどちらに帰属するか |
比較のコツ
- 3社以上から取る — 1社だけでは適正価格が分からない。最低3社で比較
- 条件を揃える — 同じページ数・同じ機能で見積もりを依頼。条件がバラバラだと比較できない
- 「一式」を分解させる — 「デザイン一式30万円」ではなく項目ごとの内訳を求める
- 保守費用も比較 — 初期費用が安くても月額保守が高いケースがある。3年間の総コストで比較
- ヒアリングの質を比較 — 安さだけでなく「御社の課題を理解しようとしているか」も重要な判断材料
交渉のポイント
値引き交渉より「不要な機能を削る」方が効果的です。
- 「ブログ機能は後から追加にして、初期費用を抑えたい」
- 「デザインはテンプレートベースでOK。オリジナルデザインは不要」
- 「修正回数を3回までに絞る代わりに、単価を下げてほしい」
このように「スコープを調整する」交渉の方が、制作会社も対応しやすいです。
まとめ
- 安すぎる見積もりには省略されている項目がある
- 見積もりは項目ごとの内訳で比較する
- 3年間の総コスト(初期 + 保守)で判断する
- 値引きよりスコープ調整の方が効果的な交渉
JIT株式会社
JIT株式会社は見積もりの内訳を全て開示します。セカンドオピニオンとしての見積もり比較相談も歓迎です。