多言語サイトは「日本語を翻訳するだけ」では不十分です。 SEO対応(hreflang)、URL設計、文化に合わせたデザイン調整が必要。この記事では正しい多言語化の方法を解説します。
多言語サイトは、どうやって作るのが正解ですか?
サブディレクトリ方式(example.com/en/)が基本です。
| 方法 | メリット | デメリット | 費用 |
|---|---|---|---|
| サブディレクトリ (/en/) | SEO的に最も推奨 | 同一サーバーで管理 | 低い |
| サブドメイン (en.example.com) | 管理を分離できる | SEO効果が分散 | 中 |
| 別ドメイン (example.com / example.cn) | 国別に完全独立 | コスト高、管理が大変 | 高い |
| 翻訳ウィジェット (Google翻訳) | 無料、即対応 | 品質が低い、SEO効果なし | 無料 |
おすすめは「サブディレクトリ方式」です。 example.com/en/ のようにURLに言語コードを入れる方法。Googleが言語ごとにインデックスでき、ドメインパワーも分散しません。
翻訳はどこまでお金をかけるべきですか?
用途で決まります。会社案内のようなページなら、いまは AI の下訳だけで実用になることが多くなりました。Claude / DeepL で訳す。事実を伝えるページなら、これで公開しているサイトも実際に増えています
下訳をネイティブが直す。読み手に「訳した文章」と感じさせたくない場合に足す
翻訳会社に一から依頼。契約条項や、間違いが実害になる分野で選ぶ
ネイティブ校正は入れたほうがいいですか?
ページの中身によります。全ページに入れる必要はありません。
| こういうページ | 校正 | 理由 |
|---|---|---|
| 会社概要・事業内容・お知らせ | 下訳のままでも回りやすい | 事実を伝えるだけの文章は、AI でも崩れにくい |
| サービス紹介・採用ページ | 入れると効く | 言い回しの自然さが、読み手の印象に直結する |
| 利用規約・契約条項・注意事項 | 🔴 入れたほうがよい | 誤訳が実害になる。ここだけプロ翻訳にする手もある |
| 医療・金融・法務など | 🔴 入れたほうがよい | 分野の用語を外すと信用に関わる |
当社が担当する範囲について。 多言語サイトの実装(URL設計・hreflang・言語切替・検索エンジン向けの設定・言語ごとのデザイン調整)と、AI による下訳までをお引き受けします。そのまま公開して問題ないページも多いので、まずは下訳でご覧いただき、手を入れたいページだけネイティブ校正を足す進め方をおすすめしています。校正・プロ翻訳はお客様にてご手配ください(相場は下の費用の項にまとめています)。
hreflang は何のために書くのですか?
日本語版と英語版が「別の言語の同じページ」だと、Google に伝えるためです。
多言語サイトでSEO効果を得るには、Googleに「この日本語ページの英語版はこっちです」と教える必要があります。
<!-- 日本語ページに設置 -->
<link rel="alternate" hreflang="ja" href="https://example.com/" />
<link rel="alternate" hreflang="en" href="https://example.com/en/" />
hreflangを正しく設定しないと、日本語と英語のページがGoogleに重複コンテンツと判断され、どちらの順位も下がるリスクがあります。
多言語化にいくらかかりますか?
いまのサイトに英語版を5ページぶん足すなら、15〜40万円が目安です。ただし費用は「制作」と「翻訳」の2つに分かれます。まとめて1つの見積もりに見えていると、あとで食い違います。
制作(当社にお支払いいただくぶん)
| 内容 | 何をするか | 費用 |
|---|---|---|
| いまのサイトに英語版を足す(5ページ程度) | /en/ を追加して英語版のページを作ります。言語切替のボタン、hreflang の設定、英語だと崩れる箇所のレイアウト調整、AI による下訳まで含みます |
15〜40万円 |
| 日本語と英語の2言語で新しく作る(10ページ程度) | サイトそのものの設計・デザイン・制作に加えて、上の多言語対応一式を最初から組み込みます | 40〜100万円 |
「1ページ」は、原稿にして 800〜1,200文字くらいを1枚と数えています。会社概要のような短いページと、サービス紹介のような長いページでは手間が違うため、実際の見積もりではページ数だけでなく、文字量と、写真や表の有無も見ます。
翻訳(必要な場合だけ、別途かかるぶん)
AI の下訳で足りるページには、この費用はかかりません。言い回しを整えたいページや、誤訳が実害になるページにだけ足します。金額は当社への支払いではなく、お客様が翻訳者・翻訳会社へ支払う費用の相場です。
| 内容 | 誰に頼むか | 相場 |
|---|---|---|
| ネイティブによる校正(必要なページだけ) | 翻訳者・校正者 | 1ページあたり 5,000〜1万円 |
| プロ翻訳(下訳を使わず一から訳す) | 翻訳会社 | 1ページあたり 1〜3万円 |
注意: 制作費は要件・規模によって変わります。翻訳の相場は当社が決めているものではなく、依頼先・言語・分野によって大きく上下します。正確な金額は翻訳会社に直接ご確認ください。
合計の見え方(英語版を5ページ足す場合)。下訳のまま公開するなら 15〜40万円で収まります。5ページ全部にネイティブ校正を入れると おおよそ 18〜45万円。実際には「サービス紹介の2ページだけ校正する」といった足し方が多く、その場合は 16〜42万円ほどです。
まとめ
- 多言語対応はサブディレクトリ方式がSEO的に最も推奨
- 翻訳はまず AI の下訳。ネイティブ校正は手を入れたいページにだけ足せばよい
- hreflang設定を忘れるとSEO順位が下がるリスク
- Google翻訳ウィジェットは応急処置でしかない
JIT株式会社では、多言語サイトの実装(URL設計・hreflang・言語切替・検索エンジン向けの設定)と、AIによる下訳までをお引き受けします。下訳のまま公開して問題ないページも多いので、まずはその状態でご覧いただき、手を入れたいページだけ校正を足す進め方をおすすめしています。
「英語版だけ先に出したい」「いまのサイトに /en/ を足したい」といった段階のご相談も承ります。